06月21日:13CATS @渋谷・ON AIR EAST


800〜900人くらい(だったか)入る会場が一杯になっていたのには驚
きました。あと予想以上に男性の客が多く、かつノッていたのにも
驚きました。やはり客層は広いんですね。

  曲順ですが、はっきりいってよく覚えていません(もともと曲名
もよく知らないので)。しかしかすかな記憶と、その他の情報をも
とに考えると、次のような感じだったと思います(間違っていたり
曲が抜けている可能性大ですが)。

	 1. Peace is Mine (2nd)
	 2. Split Decision (3rd)
	 3. Another Shining Day (4th)
	 4. Last Time for Love (4th)
	 5. Eye on the Sky (2nd)
	 6. Believe Me (4th)
	 7. You Never Know (4th)
	 8. Modern Day Messiah (3rd)
	 9. Melanin (4th)
	10. Burnin' Love (from SLT:"Discovery")
	11. 13CATS (1st)
	12. Tear the House Down (4th)
	
	13. Rain (4th)
	
	14. New Song? (Not Released ?)

  構成としては、最初から旧曲ですがかなりテンションの高い曲を
続けて、お客をぐっと「つかむ」という感じだったでしょうか。そ
の後ニューアルバムの曲をやってお客を安心させる(?)あたりもな
かなかよい感じでした。
  前半しばらくはMCもノリのよい曲が続いたので、私は多少単調だ
なと感じたのですが、そのころにミディアムテンポの「Believe Me」
だったかと。このあたりから非常に気持ち良いグルーブが感じられ
るようになったと思います。単に勢いでノセられるのではなく、自
然に体の中から涌きあがるグルーブに身をまかせればよい、という
感じでしょうか。コーラス部分をお客も一緒に唄うなど、客席との
コミュニケーションもよくなったと思います。
  確かこの次にSaxのEddie.Mのソロコーナーがあって、シンプルな
リズムの上で歌いまくるサックスが非常に気持ちよかったです。か
なり時間も長く、好き放題にやっていたという感じだったかと。

  このあとあたりからの演奏が今回のライブの中でも一番よかった
と思います。各自のソロもふんだんにフィーチャーされて、もしか
したら曲自体(決まったメロディ部分)をやるよりソロ部分のほうが
長かったように思います。
  これがお決まりの「ソロ回し」的でなかったのもよかったです。
各自が好きな時間だけ弾きまくる、という感じで。シンプルかつグ
ルーブあふれるリズムの上で、各自が好きなだけソロプレイを見せ
つけるという展開は実に素晴らしかったです。
  途中ではKarlがメインのパーカッションコーナーとか、ホーンセ
クションをメインにした演奏など、ソロプレイを全面にだした曲な
ども演奏されていたと思います。

  で、ぐっと盛り上がったところで竹善さんが登場し「Burnin'
Love」へ。最初は普通通りのアレンジでそれほど面白くなかったの
ですが、2コーラスから演奏ががらっと変わり、実に味わい深い演
奏になりました。ソロもかなり盛り込まれていたし、一聴しただけ
では元曲は分からないかもしれないくらいでした。竹善さんも自分
のライブの時以上に切れてましたし、いい感じのノリでした。
  そのあと(確か)何曲か演奏が続き、最後で初めて沼澤氏がMCで今
後の予定などを話しました。で、CMでも使われている「Tear…」で
本編は終了。最後のこの曲もかなりきてました。

  アンコールでは一度出てきたCatがまた戻ろうとするなどしてお
客をじらし、会場をより盛り上げます。で、歓声もひときわ大きく
なったところで再度竹善さんを迎えての「Rain」へ。この曲もソロ
がたくさん盛り込まれて、とても長くなっていたと思います。
  なかでも印象に残ったのがCatのプレイでした。自分のソロ部分
でのオルガン&ベースの同時プレイ(オルガンでソロをがんがん弾
いてるのに左手ではきちんとベースを弾いている、それも本職のベー
シスト以上にグルーブあふれるもの)も非常に素晴らしかったです
し、他の人のソロのバックでのモントゥーノも気持ちよかったです。
  また、KarlのPercussionでの水芸(とでもいえばよいのだろうか)
もとても面白かったです。ティンバレスのヘッド上に水をまいた
ところでそれを力いっぱい叩いて水を飛ばしまくるという、なかな
かすごいものでした。これが照明に映えて実にきれいでしたし。こ
れも含めてKarlのプレイがすごかったです。

  演奏が終わり、会場に終了を告げるアナウンスがあっても客席は
興奮さめやらず、再度のアンコールを求めつづけていました。会場
後方上のPAブースにメンバーがあらわれる度に歓声がわきます。で、
かなりの時間が立って一部のお客が帰りはじめたころに突然メンバー
がステージに戻ってきまして、お客が一斉にステージ方向に動いた
ので会場は満員電車状態に(^^;。そんな異様な雰囲気の中で、アル
バムに収録されていないインスト曲の演奏がはじまりました。
  これは会場を巻き込んでのコーラスの掛け合いが実に楽しかった
ですね。お客もものすごくのっていましたし。もちろん演奏もソロ
回し(これは本当に回していた)を含んだ長いセッションで盛り上がっ
ていました。

  といった感じで、2時間半の熱いライブが終わりました。

[感想編]