06月22日:WYSIWYG @六本木・ピットイン


<メンバー>
 新澤健一郎(key) 矢堀孝一(g) 岡田治郎(b) 嶋村一徳(ds)

<演奏曲>
 1部:1.Smile(新澤) 2.うねうね'99 (?)
    3.Ittopoc(嶋村) 4.新澤新曲
 2部:1.Que la magica(矢堀:fragile) 2.新澤新曲
    3.カレカ(矢堀) 4.Funky Mobius(嶋村) 5.Fairyland(新澤)
 Encore:Ice on Fire(嶋村)

 新澤氏の新曲、両方とも気に入りました。美しく爽やかで暖かい印象で、とても気持ち良く聴けました。かつ演奏も見事に盛り上がってましたし。
#昔Uという名前でやってた頃の曲の雰囲気が感じられたような(^^;。

 新澤氏の生ピアノを久しぶりに聴いた印象としては、音がやわらかくなったように思いました。以前は力強く弾き倒していた感じもあったのですが、力が抜けた分音がまろやかというか、音の広がりが豊かに感じられました。もちろん早く激しく弾くところも健在で、力を抜く部分との対比でより迫力が増したなと。
 この辺は生ピアノだけでなくエレピやシンセでも感じました。音の入れ方・乗せ方が絶妙というか、出過ぎず埋もれずバランスがよかったと思います。

 矢堀氏も音がやわらかくなったような印象を受けましたね。おかげでバンド全体として演奏がより聴きやすくなり(悪い意味ではなくて)、一つ一つの音がくっきりと感じられるようになったと思います。

 岡田氏はすごかったですね。本人も踊っているけど、ベースラインも見事に踊っていたかと:-)。同じステップを踏み続けるのではなく、流れが常に変化していくところが素晴らしいです。ベース聴いてるだけでも楽しい。
 嶋村氏はシャープでかちっとしたリズムというところでしょうか。曲によってはもっと遊んでもいいのになあと思うところもありましたが、岡田氏が遊んでいる分(^^;ドラムは堅実な方がよいのかもしれません。しかし後半のご自身の曲では見事に暴れてましたね。見事でした。

 それほど多く見ているわけではないのですが、先のアルバムリリース後は多少実験的というか、ちょっと変わった路線を試しているようにも感じられ、興味深いけれど面白さという意味では少々物足りない面もあったのですが、今回は曲・演奏ともにストレートに面白いライブだったと思えました。
 早いうちにぜひレコーディングをしていただきたいと思います。