SLT関係などが集まったカウントダウンライブのレポートです。
出演者は、佐藤竹善、西村智彦、藤田千章のSing Like Talkingの３人に、金谷ヒデユキ、塩谷哲(key)、小谷美沙子、林田健二、加藤いづみ、中西保志、中西圭三、というフロント陣。で、バックとして、江口信夫(ds)、渡部直樹(b)、小林信吾(key)、坂本昌之(key)、福原将宜 (g)、小林正弘(tp)、小林太(tp)、河合わかば(tb)、山本一(sax)。それにゲスト的な形で勝田一樹(sax)、本田雅人(sax)が参加してたかと。
まずは金谷ヒデユキとバンド（ds,b,g）。ストレートなロック、という感じでしたが、これはあまり印象に残ってません(^^;。
続いて竹善氏が出てきて、今回の企画を説明。その後バンドだけでのインストが始まります。
・We are all alone (Boz Scaggs)
そして竹善氏が再び登場して歌います。
・No One There (Eric Tagg)
・Whatcha gonna do for me ? (Chaka Khan)
・What You Won't Do For Love (Bobby Caldwell)
久しぶりの"Cornerstones"はなかなかよかったです。"What You Won't"では、途中で本田雅人氏が登場し、熱いソロを披露。時間は短かったですが、演奏はよかったですし、見れただけでも十分満足。
続いては塩谷哲。まずはピアノソロで２曲。
・The Dew of Life
・あこがれのリオデジャネイロ
今回のこの曲は面白かったなと。いい感じの緊張感があって、かつノリもよかったですし。こんなのを"Saltish Night"でもやればよかったなと思います。
再び竹善氏が戻ってきて、SALT&SUGARとして演奏を。
・English Man in New York (Sting)
・Piano Man (Billy Joel)
彼らならではの安定した演奏、といったところでしょうか。
次はSALT&SUGARとも関係の深い、小谷美沙子さん。非常に個性的な方です。弾き語りの後、チェロとのデュオで１曲。続いてSALTと一緒に演奏。
・生け捕りの花
・？？？
・？？？
・赤い河(?)
SALTと小谷さんの妙な間の(^^;MCに紹介されて、林田健司氏が登場。
・青いイナズマ
・＄10
・Sherry
・スタミナ (Black Biskets)
演奏のノリ自体はよかったのですが、いかんせんあの小谷さんの後でしたから(^^;、今一つ盛り上がりに欠けたような。もったいなかったです。
続いて加藤いづみさんが登場。林田氏とのトークの後、SALTとのデュオでしっとりと歌います。
・好きになってよかった
・Happy New Year(?)
ここで西村智彦(g)、藤田千章(key)、佐藤誠吾(per)が参加し、西村氏のソロアルバム"Graffiti"からの曲を演奏。
・Happy Happy Birthday
演奏は多少つたない感じもしましたが、その分素朴な感じが出ていてよかったです。
次は中西保志氏が登場し、バンドメンバーとともに演奏。
・最後の雨
・I Just Call To Say I Love You(?) (S.Wonder)
・ゆずれない愛は二度とない
２曲目では、竹善氏もChoで参加し、S.Wonderの物まねで聴かせてくれました。
保志氏の"My Brother"という紹介で、中西圭三氏が。ここで林田健二氏と竹善氏も呼び寄せて、chorus入りで次の２曲を熱唱。
・Choo Choo TRAIN
・Ticket To Paradise
この２つが素晴らしかったですね。セッションならではの盛り上がりが見事に出ていたなと。圭三氏のエンターテイナーぶりもよかったです。
さらに林田氏に対抗して、Black Bisketsに提供した曲を。
・タイミング (Black Biskets)
客席でも振り付けをまねて踊る人もいて、非常に盛り上がってました。
続いてSLTの３人＋佐藤誠吾(per)が登場。この４人で一転してアコースティックな雰囲気で演奏を。
・Our Way To Love
ほとんど初演ということでしたが…あまりにもテンポが早くて曲の良さが活きてなかったのが残念。どうもSLTの３人の息がうまく合ってなかったと感じたのは私だけでしょうか(^^;。今後が少々不安です。
・Flame
・LaLaLa
この２つはよかったです。Acousticな感じにも合ってましたし。
ただせっかくのセッションなんですから、バンドと一緒にやる形の方がよかったのではとも思いました。Hornもいたんだし、ここで"Firecracker"でもやったら盛り上がったでしょうに(^^;。
最後に出演者全員が登場し、バンドとともにSLTの盛り上がるこの曲を熱く演奏。
・Rise
これも今回のベストプレイの一つですね。各Voが順に歌っていくところや、各プレイヤーのソロとか勝田・本田のソロ回しなど、見どころ・聴きどころが多かったなと。
この後、時報に合わせてのカウンドダウンで新年を迎えまして、全員によりもう一曲を演奏。
・Heal the World (M.Jackson)
各vocalが歌い回す形で進行し、落ち着いた雰囲気で最後をしめます。
こうして無事、時間通り終了。アンコールの拍手にも反応が無かったのは、ちょっと残念でしたね。準備してなかったとしても最後に何らかのセッションはしてほしかったなと思います。年忘れのお祭りなんですから。
全体としては、多少進行に難がある感じもしましたが(^^;、期待以上に面白いイベントだったのではないでしょうか。出来ることなら来年以降も続けてもらって、もっと内容を練り上げていってほしいです。