本田雅人の赤坂ブリッツでのライブの感想を。
出演者は以下の方々でした。
本田雅人(sax,fl)、鳥山雄二(g)、森村献(key)、青木智仁(b)、山木秀夫(ds)
演奏曲は、本田氏のソロ第１作「Growin'」からと、T-Square時代の曲でした。
夏に六Ｐでやったときには、T-Squareの則竹(ds)須藤(b)のリズム体だったのですが、それと比べるとリズムが"重い"印象がありました。山木氏(ds)はRock的な力強い感じ、青木氏(b)も音は結構太かったですので。そのため、今一つ合わない曲とぴったりはまる曲とにはっきりと分かれていたような。
"Little League Star"とか"Condolence"等のノリのよい曲は結構良かったですね。あと"サックスのためのソナタ第18番「おはこ」"と、昔作ったJazzっぽい曲"It do mean a thing"もいい感じだったと。
そのかわり"Farmscape"(新譜2曲目)とか"Bad Moon"など、軽快さ・シャープさがポイントの曲はどうもノリきれない感じを受けました。こちらはT-Sの２人の方が合ってたでしょうね。
でも、バンドとしては結構面白かったと思います。特にライブ後半での勢いはなかなかでした。T-Sの頃は盛り上がってもどこか冷静で"行き切らない"感じがありましたが、今回は全員が思いっきり飛ばしていく印象だったかと。各自のソロも個性的で力強かったですし、それに触発されて他の人の演奏もどんどん熱くなっていく感じが面白かったです。
本田氏も今回のようなノリの方が合っているのかもしれません。かっこよくて気持ちいい、みたいなT-S的な部分よりも、とにかく激しく吹きまくる部分の方が面白いような（今回もss,as,tsを３つ並べソロで一人で吹き回す芸もありましたし(^^;）。曲としても簡単に手拍子が打てるような曲よりも、素直にはノレない(^^;曲の方が面白かったと思いますので。