02月21日：青木智仁「David Sanborn Night」　＠六本木・ピットイン

  出演者は以下の通りでした。
    青木智仁(b) 勝田一樹(sax) 沼澤尚(ds) 斎藤ノブ(per)
    小林信吾(key) 浅野祥之(g)  ゲスト：松原秀樹(b)

  この日のライブですが、大変素晴らしい演奏だったかと。
Sanbornのコピーバンドとしては、世界でも最高の部類(^^;に入る
のではと思います。演奏曲は全てSanbornの曲で、以下のようでし
た。なお括弧内は収録アルバム(と思われるもの)です。

	
	1.Chicago song (A change of heart)
	2.Maputo (Double vision)
	3.More than friends (Double vision)
	4.Geogea on my mind
	5.Listen here (Songs from the night before)
	6.Slam (Close up)
	
	1.Savanna (Hearsay)
	2.Benny (Upfront)
	3.Butterfat (Taking off)
	4.Straight to the heart (Straight to the heart)
	5.Love and Happiness (Straight to the heart)
	6.Hideaway (Straight to the heart)
	
	1.Run for cover (Straight to the heart)
	2.Snakes (Upfront)

  青木氏がMCで言っていたように「みなさんが聞きたいと思う曲ば
かりを集めてみた」という感じです。スローなものからファンキー
なものまでバラエティに富んだ選曲で、Sanbornの世界を十分に楽
しむことができました。
  演奏ではやはりフロントの勝田氏(sax)が目立ってました。本人
よりは多少明るい感じの音色ですが、実にSanbornらしい音でした。
メロディ部分はもちろんのこと、ソロ部分の節回しなどもいかにも
という感じでした。
  仕掛け人の青木氏(b)ですが、こちらはまさしくMarcus Millerと
いう感じのプレイでした。文字通りベースをしっかりと支えるプレ
イの他、随所で素晴らしいチョッパーもみせるなどしてました。
  他のメンバーはそれほど目立っていた感じではありませんでした
が、実に味のある演奏でした。特に浅野氏のギターと小林氏のオル
ガンが渋い味を出していたかと。

  ベストのプレイとしては、2ndでの美しいバラード「Benny」と実
にかっこよかった「Straight to ..」というところでしょうか。前
半は多少「完コピ」的な感じもありましたが、２部後半からアンコー
ルにかけては熱の入った演奏が聞けたと思います。もしかしたら今
のSanbornバンドより面白いかもしれません(^^;。
  今後もぜひこういう企画をやってほしいものです。