01月23日：坂本龍一　＠新横浜・横浜アリーナ

  横浜アリーナでの最終日のライブ、夕方までいけるかどうかあや
しかったのですが、いてもたってもいられなくなり、当日飛び込み
で行ってまいりました。
  本当に行ってよかったです。うちではSWもRAも使えないので、あ
れを見逃す／聴き逃すことにならずによかったと思います。

  大きな会場ということで音が悪いかなと思っていたのですが、予
想以上によかったです。というより音質どうのこうのに関係なく、
「音」が素晴らしかったと思います。また大会場ならではの映像・
照明がすごかったと思います。特に照明。「Untitled 01」の第３
楽章などでは会場中が光に包まれて、実に荘厳な感じでした。
  演奏は「地中海」あたりからぐっと盛り上がったように感じまし
た。それにともなって会場の拍手・ノリもぐっとよくなったように
思います。やはりRemote Clapに触発されたのでしょうか(^^;、あ
れが出てから会場でも負けじと拍手がわいていたような。

  アンコールはあんなにやるとは思いませんでした。さすがは無礼
講。新曲も含めてたっぷりと堪能できました。特によかったのが
「1919」。当日朝に出来上がったとは思えないほど、興奮する演奏
でした。この曲のバックでの映像もかっこよかったですが、あれは
当日この曲にあわせて準備したのでしょうか。実に合ってました。

  そして最後の「Anger」。あれはいったいなんだったんでしょう。
ものすごい迫力を感じました。前半の同じ曲では今一つこなくて広
い会場だからかと思っていたのですが、これは距離を越えて伝わっ
て来ました(ネット上でも同じでしょうか)。
  これは急拠決めたアンコールにも見えましたが(ステージ上で打
ち合せていたようだったので)、それにしては音と映像と照明の合
い方がすごかったです。最後だから出来ることを全部やってしまお
う、というような意気込みを感じました。素晴らしい音と光のコラ
ボレーションだったかと。

  実に素晴らしいライブ・イベントでした。演奏者だけでなくいろ
いろなスタッフが関わってこそ出来たものでしょうし、また会場に
いた我々そしてネットを通じて参加した皆さんの力があったから、
あれだけのものになったように思います。それら全ての方々に感謝
したいと思います。
  ぜひまたこういうライブを実現してほしいと思います。