11月29日：矢野顕子　＠福岡・アクロス福岡シンフォニーホール

  福岡の会場は「アクロス福岡シンフォニーホール」という、い
つもはクラッシックに使われるような会場でした。内装も品が良く
て、広さも手頃で、非常によいホールでした。東京のオーチャード
ホールを小さくしたようなところですが、なんというかもっとほの
ぼのとした暖かい雰囲気がありました。実に矢野さん向け。

  演奏した曲は次のようだったと思います。

	 1. 電話線
	 2. TIME IS
	 3. Watching You
	 4. How can I be sure
	 5. ラーメン食べたい
	 6. GREENFIELDS
	 7. Scarborough Fair
	 8. 小さい秋みつけた
	 9. 風をあつめて
	10. 無風状態
	11. また会おね
	12. All the Bones are White (新曲：仮題)
	13. I AM A DOG
	14. 虹がでたなら
	15. David
	16. 湖のふもとでまだ猫と暮らしている
	17. BAKABON

	- encore -
	18. New Song
	19. ひとつだけ

  続いて気になった曲について、コメントします。

 5. ラーメン食べたい

  福岡では「これを聞いたらラーメン食べるしかないですね」とい
うMCでした。やはり地方によってあわせるんですね。
  この曲ではオルガンでのコードの入れ方がすごくかっこよかった
なと。すごい危ういんだけど、絶妙な感じで響くというか。

 8. 小さい秋みつけた

  「バンドやるならこういうバックメンバーを選びなさいね」とい
うのをMCで連発してました。そりゃあれだけの人が身近にいればい
いだろうなあと(^^;。
  矢野さんがあれだけ言うのが十分わかるほど、すごいバックの演
奏だったと思います。特にBのAnthony Jacksonは最高。ベースライ
ンが実に気持ち良く「流れて」いました。

 9. 風をあつめて
10. 無風状態
11. また会おね

  この３つがピアノ弾き語りでした。特に３つめは個人的な思い出
のある曲なので、聴けてとてもうれしかったです。

 14. 虹がでたなら

  これはもうもとの曲の形をとどめないほどにアレンジされてまし
た。原曲はほのぼのとしたタッチなのに、今回のは緊張感あふれる
とてもかっこいい仕上り。ほとんど「Pat Metheny」かと思わんほ
どにJazz/Fusionしてたと思います。

  もう本当に文句のつけようがないほど、素晴らしいライブだった
と思います。