10月05日：Super Session in 中野 ＠中野・サンプラザ
中野セッションのレポートをお送りします。
ライブですが、例年通り１部・２部構成で、最後に全員でのアン
コールがあるという形でした。まず１部の出演者及び演奏曲はだい
たいこんな感じだったと思います（？マークは分からないor記憶が
あやしいものです）。
＜１部＞
鳴瀬喜博(b) 斉藤ノブ(per) 小林信吾(key) 浅野祥之(g)
沼澤尚(ds) 福原将宣(g) 小池修(sax) 小林正弘(tp) 勝田一樹(sax)
１．We are all alone [Boz Scaggs]
２．？ [?]
３．You wanna know me (?) [Jeff Beck]
４．？ [?]
５．Akappachi-Ism [Casiopea]
６．Jam on the Groove (?) [?]
まず最初はインストにアレンジされた１から始まりました。はじ
めは全く何の曲か分からなかったのですが、メロディ部分をピアノ
が奏ではじめてやっと分かりました。なかなかかっこいい感じの仕
上がりでした。
続いての２曲目もインストものでした。印象などはよく覚えてま
せん(^^;。
ＭＣのあと70年代（？）のロックの世界へ。３では浅野・福原両
氏のギターがかっこよかったですね。そのバックでの沼澤氏のロッ
クのプレイも実に気持ちよかったです。いつもはうるさい鳴瀬氏の
ベースも(^^;こういう曲だと実にいい感じで鳴っていました。
４では浅野・福原両氏がボーカルもとり、またギターのバトルな
どもみられて、まさしくロックという感じでした。
続いて鳴瀬氏がＭＣでお客を笑わせた後（このあたりはさすが芸
歴が長いだけある）、鳴瀬氏作曲の５へ。もともと鳴瀬氏のベース
ソロにメロディをあとからつけた曲ということもあり、ベースが非
常に（異常に）目立つ演奏となりました。ホーンセクションも入っ
た、いつものカシオペアのよりも分厚いサウンドの中で、鳴瀬氏が
弾きまくってました。ソロ部分では超絶技巧フレーズを連発してお
客に受けてました（引いてた人もいたかと(^^;）。そのバックで個々
のフレーズに反応していく沼澤・斉藤両氏のリズムもすごかったで
す。特に沼澤氏のハイハットプレイはかっこよかったです。
１部最後は先日のお台場でのノブさんバンドでも演奏されていた
曲。Hip-Hop系っぽいリズムのノリのよい曲です。比較的シンプル
なグルーブが続く曲ですが、合間の各メンバーのそろが面白かった
です。特にすごかったのは沼澤氏と斉藤氏のリズム合戦（？）の部
分で、２人が繰り出す様々なリズムパターンが実にかっこよく、ま
た２人の技の応酬が見ごたえがありました。
続いて２部になります。こちらはボーカルが共演するなかなか華
やかなステージとなりました。出演者及び演奏曲はだいたいこんな
感じだったと思います。
＜２部＞
岩崎宏美(vo) 佐藤竹善(vo) 森川美穂(vo)
青木智仁(b) 斉藤ノブ(per) 小林信吾(key) 浅野祥之(g)
沼澤尚(ds) 福原将宣(g) 小池修(sax) 小林正弘(tp) 勝田一樹(sax)
１．？ [?] …インスト
２．Summer Time [?] …vo：森川美穂
３．Here with you [森川美穂] …vo：森川美穂＆佐藤竹善
４．Golden Lady [Stevie Wonder] …vo：佐藤竹善
５．決心 [岩崎宏美] …vo：岩崎宏美，cho：森川美穂
６．Where is Love [R.Flack & D.Hathaway] …vo：岩崎宏美＆佐藤竹善
７．Don't change the Horses (?) [Tower of Power] …vo：佐藤竹善
まず１曲目はバンドだけによるインストからはじまりました（こ
れもあまりよく覚えておりません）。
続いて先日のお台場ライブでも演奏された２へ。有名なジャズス
タンダードをHip-Hop風のアレンジで料理していました。個人的に
はバックメンバーの演奏が無難な感じがして、あまり面白さを感じ
ませんでしたが。
ここで森川さんがニューアルバム（小林信吾氏プロデュースとの
こと）の紹介をした後、これに入っているデュエット曲３を竹善氏
と歌いました。竹善さんは前半はまだ声が出ていなかったようで今
一つの印象でしたが、サビではさすがにかっこよくハモってました。
森川さんがステージを離れ竹善氏がStevie Wonderを。小林信吾
氏のソロアルバムで歌っている曲だそうです。これは気合いが入っ
た歌声でよかったです。バックもなかなかでした。
竹善氏がステージを離れてバックだけによる演奏がはじまり、ま
たインストかと思っていると岩崎さんが登場して５へ。ここのイン
トロ（？）部分のバックメンバーの演奏がすごくよかったと感じま
した。演奏がぐっと盛り上がったところで岩崎さん登場、というな
かなかかっこいい構成だったためか、かなり多くの人がここで立ち
上がってました。
それにしても岩崎さんの唄はいいですね。さすがにキャリアが長
いだけあります。バックの音に負けないくらい響いてくるという感
じです。竹善氏とか森川さんとの違いがはっきり感じられました。
岩崎さんのＭＣのあと、竹善氏をよんで２人でのトークに。ここ
でのやりとりはステージ上とは思えないほど打ち解けた雰囲気で、
なかなか面白かったです。で、そのままデュエットで６を歌います。
この２人で歌うこの曲は何度か聴いていますが、何度聴いても実に
いい感じだと思います。
最後は斉藤ノブ氏が「竹善ならきっと似合う」ということで選ん
だT.O.P.の曲に。R&B風の比較的シンプルな感じの曲でしたが、歌・
演奏ともによかったと思います。
２部が終わってすぐ「抽選会」が行われました。共催の会社が提
供したものやミュージシャンのサイン入りＣＤなどがあたるもので
す。司会・進行を実行委員会の普通の方々がやっていることもあり、
とても時間がかかってました。それにしびれを切らした（？）ノブ
さんが「（進行を）俺が仕切ろうか？」と言ったのには笑えました。
で、なんとか抽選会も終わってアンコールに。総勢13名のミュー
ジシャンが全員集合しての演奏でした。
＜アンコール＞
１．Super Star (?) [Stevie Wonder(?)]
森川さん・竹善氏がそれぞれボーカルをとりつつ、岩崎さんも含
めて３人がコーラスする、という感じでした。バックの演奏も実に
勢いがありましたね。途中ではメンバーそれぞれのソロ回しもあっ
て、短いながらもなかなか良いソロを聴かせてました。最後の方で
は客席にもコーラスを歌わせるという展開もありました（あんまり
歌ってなかったようですけど(^^;）。
といった感じで、ライブが終わりました。計２時間半くらいだっ
たかと。このセッションは毎回そうなのですが、多種多様なミュー
ジシャンによる、いろいろなジャンルの音楽が聴けて、実に面白かっ
たと思います。まさに「セッション」ですね。
こういう企画を今後も続けてほしいと思います。