12月17日：Dimension　＠六本木・ピットイン

  アルバムの「再現性」に初めて聴いた時感動しました。あれだけ
凝ったつくりのアルバムの曲をあれだけの人数でほぼ(一部不満は
あるとしても)再現している点ですね。
  ただしこの点が同時に弱点であって、今回は前回(９月)一度聴い
た曲については感動の度合は薄れたように思います。技術的に素晴
らしいという感激はありましたが。
  今後ライブをつづけていくとしたら、この点をいかにクリアする
かは問題ではないかと思います。ソロ部分を増やすとかアレンジを
変えるとかですね。

  今回のほうがお客は静かだったと思います。前回は楽器小僧的な
男性も多く、個々のフレーズに敏感に反応していたような気が。

  MCはすごいですねえ(^^)。演奏とMCのギャップが素晴らしいです。
本人達も「MCのバックに演奏が流れるライブCDになります」なんて
冗談言ってましたし(^^;。

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  さて、曲毎の感想・コメントです。長くなっても興味のない方に
申し訳ないので(^^;、気に入った・気になった曲にだけ書きます。

●Flip Out (4th-1)
  これとか次の「Se・le・ne (4th-2)」などはライブでの良さが出
ていたと思います。4thは3rdとかと違って多少ライブ的な作りだと
思いますし。

●Are You Gone a Win? (2nd-1)
  確かにアルバムの分厚い音をあの人数で再現するのは無理でしょ
う。だったらT-Squareのように曲によっては打ち込み使うとかして
もよかったかと。
  ちなみにリムタンバリンはハイハットにつけて鳴らしてました。

●Break Out (5th-1)
  今回の一番の感動はこれでした。まさにアルバムそのまま(^^)。
あんな曲をライブでほぼ完璧に演奏したのには脱帽です。まさに超
絶技巧Fusionバンドならではの演奏を楽しめました。

●Tones (5th-4)
  これはソロでのプレイが光った曲ですね。私としては小野塚さん
(key)の演奏が良かったと思います。今後こういう曲が増えるとラ
イブがさらに面白くなると思います。

●煌星(Kiraboshi) (2nd-9)
  ラストをこれで締めるところがなかなかよかったです。こういう
静かな聴かせる曲ももう少し多ければよいかとは思います。

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  全体として感想をまとめると、相変わらずよいライブではあった
が今後多少不安に思う点もあり、といったところでしょうか。
  ポイントをあげれば、
	・ライブならではのアレンジや長く熱いソロを。
	  (アルバムの再現だけでは限界あり)
	・もっとバラエティに富んだ選曲を。
	  (超絶技巧だけでなくじっくり聴かせる曲なども)
でしょうか。後者はアルバムにも言えることですが。
  まあ、まだ２回しかライブをやっていないのですから、今後に大
いに期待したいと思います。