メンバーは次の通りでした。
青木智仁(b) 沼澤尚(ds) 伊東たけし(sax) 浅野祥之(g)
小林信吾(key) 田中倫明(perc)
タイトルの「AO」は青木さん、「TAKA」は沼澤さん、「T.K」は
伊東さんです。
演奏曲は伊東氏のアルバム、「Visions」や「T.K.L.A」などから
の曲が多かったです。懐かしいところでは「T.K.」(だったか)収録
の「Famous」なども演奏されました。
これ以外には、青木氏や小林氏のソロアルバムや、David
Sanbornの曲などが演奏されました。
とにかくリズム体のノリがすごく、前半からとても熱い演奏を繰
り広げてくれました。バックにあおられたのか、伊東氏のサックス
もいつも以上に力が入っていました。各パートのソロもふんだんに
盛り込まれ、実に盛り上がるものでした。
スローの曲もいくつかあったのですが、ノリのよい曲での全員に
よるつっ走った(^^)演奏の印象が非常に強いです。お客も十分にのっ
ていましたし、それに応じて演奏の方もどんどん熱くなっていたよ
うに思います。
メンバーの中では主にドラムの沼澤氏を目当てにいったのですが、
期待以上にすごい演奏でした。Funkyな曲でのGrooveもいつも以上
にすごかったですし、スローでの抑えたプレイも光ってました。
中でもすごかったのがソロです。普通ドラムソロでは音数を多く
して盛り上げる場合が多いですが、今回のは音数を減らしていくも
のでした。はじめのパターンから徐々に音を減らしていき、最後に
は１小節にスネアとかハイハットを１回鳴らす程度になるのですが、
これがツボを押さえたものなので、ドラムが鳴ってなくてもリズム
とグルーブが感じられるという、非常に素晴らしいものでした。
これに比べると青木さんのベースは控え目で、文字通りベースを
ささえるという感じでした。しかしさりげなく鋭いフィルを入れた
りして、見事な職人芸を見せておりました。
伊東氏もかなり盛り上がっていたようで、MCも実になめらかでし
た。演奏の方でも目立っていまして、まるで伊東たけしバンドかと
思えるシーンも多かったです(^^;。
といった感じの実に盛り上がったライブでしたが、また来春にで
もやりたいと言ってましたので、実現した際にはいかれることをぜ
ひお薦めします。