10月21日：Sing Like Talking　＠新宿・Nissin Power Station

　昨日、東京新宿・日清パワーステーションで行なわれたＳＬＴライブに行って
きましたので、簡単に内容をアップします。

　一言でいって、すごくいいライブでした。これまでみたＳＬＴのライブの中で
も一、二を争う出来ではなかったかと。やはり彼らはライブハウスでの演奏の方
がよいです。
　演奏メンバーはツアーと全く同じだったのですが、豪華なゲストが多数参加し
ました。演奏曲も演出もツアー（初日）とは異なり、メンバーもかなりリラック
スした感じでのびのびと演奏していました。ＭＣも面白かったし、一人一人が自
由に演奏してましたし。

　で、曲目ですが、ツアーの構成をかなり変えてきてました。細かいところは忘
れましたが、だいたいこんな感じではなかったかと。

　　・曲名不明（Instrumental：多分有名な曲ではと思いますが）
　　・風に抱かれて
　　・みつめる愛で
　　・Keeps me runnin'

　　・素晴らしい夢の中で
　　・そんな時は
　　・心の扉

　　・曲名不明（Beatles）〜fearturing　石川まさひろ
　　・She got a ticket to ride (Beatles) 〜fearturing 斎藤和義

　　・Jojo（Boz Scaggs）
　　・Nothin' you can do about it（Airplay）
　　・曲目不明（Herbie Hancockがファンクをやったやつらしい）
　　・Together
　　・Burnin' Love　〜fearturing Cat Gray & Jane Child
　　・If you are kind to us
　　・Rise
　- Encore -
　　・La La La
　　・Good Night（Beatles）〜fearturing　小田和正

　なんといっても感動したのは「Burnin' Love」でのCatの登場でした。曲の途
中でCatとタカだけで演奏する部分があって（「13CATS -1」と竹善さんは言って
いた(^^）、そこでのプレイが凄かったです。左手でベースパートを弾きながら
（これが実にファンキー）右手でメロディを弾く（これもかっこいい）Catも凄
かったですし、それに合わせて自由にリズムを変えながら叩くタカのドラムも凄
かったです。Catと一緒だとタカのドラムはいつも以上によりアグレッシブでノリ
のよいものになるのが新たな発見でした。
　あとは中盤でのＳＬＴのルーツの曲をやったあたりが、ライブハウスっぽくて
よかったです。よくは知らないけどどこかで聞いたことがある曲で、彼らもすご
く楽しんで演奏していました。最後のFunk系の曲から「Together」へのつなぎも
スムーズでしたし、構成も良かった。ぜひ一度、カバー曲だけのライブをやって
ほしいものです(^^)。
  また、前半部分でも「風に抱かれて」でのサックスソロがよかったです。勝田
一樹さんの短いソロ部分なのですが、勝田さんのフレーズに合わせて沼澤さん
(ds)がリズムパターンを崩し、それに小野塚さん(key)がバッキングを合わせると
いうシーンが見られました。ほんの数小節の短い部分でしたが、実にかっこいい
InterPlayだったと思います。これを聴いた時に「今日のライブはよいものになる」
と確信しました(^^)。

　その他の曲でも、ツアー初日に比べるとメンバー各自が慣れた感じで、けっこ
う曲を崩してくるのがよかったです。出だしを間違えたり、一部演奏をミスする
ような場面もありましたが、それもライブハウスの雰囲気ということで実によい
味がありました。
　一番気に入ったのが松原さんのベースで、PAも良かったせいでしょうがすごく
音がよくて、実に気持ちの良いラインを弾いていました。もちろんタカのドラム
も、いつも以上にノリのよいリズムを刻んでましたし。
　最後の小田さん登場では会場が大いに沸き、竹善さんと二人での素晴らしい歌
に酔いしれてました。最後に「Utopia」が聴けなかったのはちょっと残念ですが
(^^;、こういう渋いしめ方もよいですね。

　ということで、十二分に満足できるライブを楽しめました。