12月06日：西村智彦セッション　＠六本木・バレンタイン

　昨日、表題のライブに行ってきましたので、レポートします。

　まずは店の雰囲気について。私はバレンタインははじめてだったのですが、なかなか
よいところだと思いました。しかしそれにしても女性客の多いこと！　男性は私を含め
て10人いなかったのではないでしょうか。さらに常連らしいお客が多く、「こないだは
どうも…」みたいな挨拶がいたるところで行なわれておりました(^^;)。

　演奏された曲は「本人の趣味」とのことで、ロックありカントリーありブルースあり
フュージョンありの盛り沢山の内容でした。
　１曲だけ西村さんの新曲（曲名なし）を演奏してました。西村さん曰く「高い山に登
って空が晴れ渡っていて、そこを白い雲が早く流れていく」ようなイメージでつくった
曲だそうです。確かにそういう感じの軽快な曲でした。

　演奏では各メンバーのソロの部分が大きく、聴いていて面白かったです。土岐さんの
Saxはあいかわらず渋い（西村さん曰く「エッチなサックス」(^^)）ですし、吉弘さんの
Keyも実にかっこよかったです。
　あとは始めて聴いた松川さんのギターがよかったですね。姿といい音色といい、なん
かCharに似ているなあと思ってしまいました(^^)。
　リズム体もなかなかしっかりしていて、よかったです。

　西村さんのソロでは、ロックの人なんだなあというのを再認識しました。普段ＳＬＴ
のライブやインタールードでのプレイを聴いていると落ち着いた丁寧なギターに思えて
いたのですが、今回はエフェクトがんがんでけっこう激しいラインを弾いてましたの
で。あと音に非常に個性がある（悪く言えばくせがある）のもわかりましたね。

　そういう激しいプレイを聴かせる西村さんですが、MCになると普段しゃべりなれてな
いせいもあって、ぎこちない話しぶりで会場を沸かせてくれました(^^)。しかし話し始
めるとなかなか終わらず、おかげで１stステージは曲が１つ少なくなってしまったよう
です。

　他のＳＬＴメンバーが来るかと期待したとおり、千章さんが来てまして、途中MCで乱
入したり、ステージ脇から山岸潤史さん（チキンシャックで土岐さんと一緒にやってい
るギターのおっさん(^^)）といっしょになってつっこみをいれたりと、とても楽しそう
でした。
　千章さんはいつものスーツ姿ではなく、眼鏡もかけてなかったので、一見したところ
どっかのおじさんみたいに見えましたが(^^;)。

　２ndステージ後のアンコールでは、曲が用意してないということで急遽ブルースをや
りはじめ、山岸さんがボーカルで参加したり、千章さんがシンセでソロをやったり、土
岐さんがキーボードを弾いたりと、とても楽しい曲になりました。
　そのころには客席に大石学さんも遊びに来てましたので、内心で「演奏してくれない
かなあ」と思っていましたが、ダメでした(^^;)。

　終演時間が遅く、終電で帰るはめになってしまいましたが、ああいう自由な形のライ
ブはとても楽しいですね。なんか六本木バレンタインがくせになってしまいそうな気が
します。